eワラント 手数料及びリスク説明:必ずお読みください
週刊eワラントメールマガジン
目次
05.キャシー・松井(ストラテジスト)のコメント
英国・欧州マーケティングのフィードバック:懸念の壁をよじ登る
銘柄検索:eワラントの銘柄検索はこちらをクリック。

RSI 45%以上55%以下
原資産RSI(%)
05/1205/15
1ホンダ
(7267)
57.7%48.6%チャートへジャンプ
2日産
(7201)
63.2%47.6%チャートへジャンプ
(5/12 23:50時点と
5/15 23:50時点を比較)


RSI 25%以下(コール型向き)
原資産RSI(%)
05/1205/15
1米ドル
(JPYUSDFX02)
5.4%5.5%チャートへジャンプ
2 マイクロソフト
(MSFT)
9.5%6.4%チャートへジャンプ
3三洋電機
(6764)
27%7.9%チャートへジャンプ
4Amazon.com
(AMZN)
15.5%11.9%チャートへジャンプ
5NEC
(6701)
20.1%12.9%チャートへジャンプ
(5/12 23:50時点と
5/15 23:50時点を比較)


RSI 75%以上(プット型向き)
原資産RSI(%)
05/1205/15
1FTSE/新華中国A50
(FTXIN9)
74.5%83.2%チャートへジャンプ
2日本ビルファンド
(8951)
82.8%80.7%チャートへジャンプ
(5/12 23:50時点と
5/15 23:50時点を比較)



 

01.eワラント相場Watch


日付 5/95/105/11 5/125/15
eワラント
プット/コールレシオ
24% 24% 25% 25% 25%
前日比
日経平均RSI(14日) 54% 42% 39% 30% 27%
前日比
* eワラントプット/コールレシオ=eワラントプット売買金額÷eワラントコール売買金額(5日移動平均)
 (計算対象は国内株価指数と国内個別株式を対象としたeワラント)
*「eワラントプット/コールレシオ」の見方:
・指標減少=コール型取引の割合増える=強気増加。
=>一般に相場全体の天井では投資家心理が過熱し、この指標が底を打つこと(プット取引の極端な減少)が多いとされる。
・指標増加=プット型取引の割合増える=弱気台頭。
=> 一般に相場全体の底では総弱気となるので、この指標が目先のピークを形成すること(プット取引の極端な増加)が多いとされる。


*eワラントプット/コールレシオはあくまでも指標の一種であり、必ずしも将来の結果を保証するものではありません。最終的な投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。

週間とらたぬランキング(5月8日〜5月12日取引分)
銘柄とらたぬ
売却日
とらたぬ
購入日
価格変化eワラント
騰落率
原資産
騰落率
チャート投資
試算
1原油(WTI)2006年6月 C#45月11日5月8日0.11→1.039.36倍+6.60%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
2セイコーエプソン P#255月12日5月8日0.04→0.256.25倍-4.25%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
3原油(WTI)2006年6月 C#55月11日5月8日0.99→4.554.60倍+6.60%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
4日経平均 P#3335月12日5月8日0.12→0.494.08倍-4.70%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
5富士通 P#625月12日5月10日0.04→0.143.50倍-3.52%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算

※05/08から05/12の期間に購入したeワラントを当該期間中に売却したと想定した場合に、当該eワラントの値上がり率の大きかった銘柄を表示しています。なお、原資産騰落率は購入日及び売却日それぞれにおける23:50時点の価格比となります。

eワラント売買ランキング(5月8日〜5月12日取引分)
売買
ネット
銘柄権利
行使価格
満期日eワラント
騰落率
原資産
騰落率
チャート投資
試算
1 売越 金リンク債 C#142,5002006年10月18日+49.78%+5.37%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
2 買越 日経平均 C#35414,0002006年6月21日-21.95%-4.09%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
3 売越 日経平均 P#34317,0002006年11月15日+28.77%-4.09%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
4 売越 米ドル安型#2091102006年5月17日+84.60%-2.61%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
5 買越 日経平均 C#36616,5002006年6月21日-50.08%-4.09%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算

週間上昇率ランキング(トップ5)(5月2日と5月12日の引値比較)
銘柄権利
行使価格
満期日価格
(先週比)
eワラント
騰落率
原資産
騰落率
チャート投資
試算
1 ゼネラル・モーターズ C#3302006年9月20日3.94(+2.33)+143.96%+17.55%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
2 ゼネラル・モーターズ C#2252006年7月19日7.09(+4.18)+143.64%+17.55%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
3 ゼネラル・モーターズ C#1202006年6月21日14.58(+7.17)+96.83%+17.55%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
4 米ドル安型#2091102006年5月17日3.54(+1.62)+84.60%-2.61%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
5 銅 C#26,0002006年9月20日57.42(+24.51)+74.46%+19.01%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算

週間下落率ランキング(ワースト5)(5月2日と5月12日の引値比較)
銘柄権利
行使価格
満期日価格
(先週比)
eワラント
騰落率
原資産
騰落率
チャート投資
試算
1 カナダドル高型#451052006年5月17日0.03(-1.56)-98.11%-2.42%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
2 参天製薬 C#33,2002006年5月17日0.05(-1.82)-97.33%-5.24%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
3 双日 C#217002006年5月17日0.06(-1.43)-95.96%-10.29%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
4 武富士 C#398,0002006年5月17日0.04(-0.86)-95.56%-4.07%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算
5 インデックス C#4200,0002006年5月17日0.02(-0.34)-94.37%-6.27%チャートへジャンプ簡易シミュレーターで投資試算

※ eワラント及び原資産の騰落率は期間初日23:50時点の引仲値と期間最終日23:50時点の引仲値を比較しています。
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02.よくあるご質問のコーナー
時間的価値の減少について
Q.金曜日にeワラントを買って、月曜日に売却したら、参照原資産価格はほとんど同じだったのに、価格は下落してしまった。なぜなの?

A.eワラントの価格のうち、時間的価値が減少したためと考えられます。
 eワラントの価格は、本源的価値と時間的価値に分解できます。
 本源的価値とは、コール型の場合には対象原資産の価格が権利行使価格以上になっている場合の超過部分、プット型の場合には対象原資産の価格が権利行使価格以下になっている場合の差額部分のことをいいます。
 また、時間的価値とは、eワラントの価格のうち、本源的価値以外の部分のことを言い、一般に時間的価値は時間の経過とともに減少していきます。

 以下のようなeワラントを題材にして、理論派シュミレーターを用いて確認してみましょう。



 それぞれのパラメーターを理論派シュミレーターに入力して計算すると、 eワラントの試算買取価格や時間的価値、本源的価値、1日1ワラントあたりの時間的価値の減少額の概算、実効ギアリングなどが計算されます。
その結果を表にまとめたものが上図です。(*)

(*) お客様がシミュレーターをご利用頂く場合には、 当シミュレーターはあくまで一般的な計算モデルによる精度の低い予測であること、 各入力変数自体の予測が困難であり、実際の価格変動とシミュレーションの結果は多くの場合異なること、 また下記のリンク先に記載されている内容をご理解の上ご利用ください。 http://www.gs.com/japan/ewarrant/invest/simulat.html

 上表では、計算日のみが異なる場合を挙げているのですが、 5月12日から土曜日、日曜日を経て、5月15日になっただけで、eワラントの価格が1.56円から0.89円になっていることが分かります。 対象原資産の価格が一定であっても一般にeワラントは時間の経過に伴ってその価格が減少していくことに注意してください。

 特に、満期償還日が近く、ボラティリティが大きい銘柄は、時間的価値の減少が大きくなります。ご注意ください。 尚、eワラントにおける満期日までの残存日数については、営業日ではなく暦日を使用しております(カレンダーベース)。 そのため、金曜日から月曜日にかけては土日の分を含め、3日分の時間的価値が減少します。

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03.フィスコ社提供:今週の銘柄分析
フィスコ社による今週のeワラント分析銘柄はこれ!
銘柄権利
行使価格
満期日フィスコによるコメントチャート投資
試算
ソフトバンク P#1413,0002006年7月19日5、25日移動平均線が上値抵抗線として機能しており、下落基調が続いている。信用買い残の整理が進んでおらず、上値を抑える要因となってきそう。16日にはパラボリックのSAR(2854円)を下回り“売り転換”となっており、下値模索の展開となりそう。簡易シミュレーターで投資試算
ヤマトホールディング P#102,0002006年6月21日16日は200日移動平均線(1972円)を一時割込んだ。5日移動平均線をレジスタンスとして軟調に推移しており、200日線を割込み、1/18に付けた年初来安値(1837円)に向う動きを想定、同ワラントを取り上げる。簡易シミュレーターで投資試算
三菱地所 P#522,1002006年6月21日REIT、不動産でプットワラントがあるのは三菱地所だけになっており、注目したい。REITにより、不動産の流動化が加速し、また不動産各社はREITを活用することにより、資金調達、リスク軽減を図ってきただけにその影響は大きい。簡易シミュレーターで投資試算

詳細はこちらから画面左の“今週の特選銘柄”をご覧ください。
フィスコによる先週の銘柄へのコメント(5/10〜5/16)
銘柄パフォーマンスフィスコによるコメントチャート
任天堂(7974)
C#64
株価:
17,900円→19,890円
米国で開催されたゲーム見本市「E3」で同社次世代ゲーム機「Wii」が最も注目を集めたとの評価を受け年初来高値をつけた。信用需給からは踏み上げ期待を残すが円高の進行や25日の決算発表に向けて一旦は利食いを先行させたい。
ワラント価格:
3.36円→5.74円(70.9%)
武富士(8564)
P#40
株価:
7,160円→6,960円
違法取立てに対する規制強化やグレーゾーン撤廃の動きなど、業界へのネガティブな材料は払拭されておらず、金利の上昇基調もあり引き続き弱気スタンス。
ワラント価格:
4.52円→5.33円(18%)
野村HD(8604)
C#69
株価:
2,645円→2,355円
株価指数と連動性が高い証券株は、株式相場の下落とともに軟調に推移。同原資産も5/16には100日移動平均線までの下落となったが、日経平均は既に同線を割り込んでおり、証券株からは撤退へ。
ワラント価格:
17.7円→8.18円(-53.8%)


上記銘柄情報はフィスコ社との情報利用契約に基づき、ゴールドマン・サックスが利用料を支払って掲載しています。
また、分析対象の選定及びコメントは、フィスコ社独自の調査・判断に基づくものであり、ゴールドマン・サックスによる投資情報ではありません。

フィスコ
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04.「とらぬタヌキの皮算用」(とらたぬ)コーナー
ヤマトホールディングス(9064)のとらたぬ
−「あの時買っておけば,今こんなに儲かっていたのに・・・」と思わずにはいられない,値上がりの大きかったeワラント銘柄の一例をご紹介致します。

今回の“とらたぬeワラント”は、
ヤマトホールディングス プット12回

銘柄権利
行使価格
満期日チャート投資
試算
ヤマトホールディング プット 第12回1,8002006年6月21日簡易シミュレーターで投資試算


騰落率 (2006年4月12日〜2006年5月12日)*
eワラント価格 (0.22円 → 0.80円)
04/12販売価格 → 05/12買取価格

ヤマトホールディング
参照原資産価格

-16.19% (2,440円 → 2,045円)
参照原資産価格始値/終値ベース

約10万円 (455,000ワラント) 購入した場合*
4月12日(購入日)5月12日(売却日)とらたぬ利益
100,100円364,000円


30日間でeワラント価格は約3.6倍に!約26万円の利益を得ることができました。

* 手数料・税金等は考慮していません。購入価格、売却価格はそれぞれ取引日の始値/終値を使用しています。

解説

(出所:ドリームバイザー・ドット・コム)
買 4/11(火)23:50時点の対象原資産のテクニカル指標「パラボリック」において、SARと参照原資産価格の値動きが交差し、売りサインが出たため、今後の対象原資産の価格の下落を予想。翌営業日4/12(水)の販売価格始値でプット型を購入。


(出所:ドリームバイザー・ドット・コム)

*パラボリックに関する詳細説明はこちらをクリック。

*RSIはあくまでも指標の一種であり、必ずしも予想したとおりの将来の結果を保証するものではありません。最終的な投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。
売5/12(金)23:50付近の参照原資産価格を対象としたテクニカル指標「RSI」が22.17と25を下回り、売り一服と判断。5/12(金)の買取価格終値で保有していたプット型を売却。


(出所:ドリームバイザー・ドット・コム)

*RSIに関する詳細説明はこちらをクリック。

*RSIはあくまでも指標の一種であり、必ずしも予想したとおりの将来の結果を保証するものではありません。最終的な投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。

とらたぬ失敗例:
対象原資産の価格の変動方向を反対に予想し、コール型を購入した場合*
ヤマトホールディングス コール16回
権利行使価格:2,000 円 満期日:2006年6月21日
4月12日(購入日)
eワラント購入価格
5月12日(売却日)
eワラント売却価格
変動率
23.52円 5.96円-74.7%


株式取引等と同様、eワラント取引においても相場の方向性の予測を誤った場合には、損失が発生することとなります。eワラントは値動きが大きいため、価格下落率も株価等に比べ大きくなる点にご注意ください。

* 手数料・税金等は考慮していません。購入価格、売却価格はそれぞれ取引日の始値/終値を使用しています。

・上記はあくまでも過去の事例であり、何らかの行動を勧誘するものではありません。最終的な投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。

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05.キャシー・松井(ストラテジスト)のコメント
英国・欧州マーケティングのフィードバック:懸念の壁をよじ登る
英国・欧州投資家の間では、業績に関する保守的な会社予想、円高傾向、金利上昇、世界経済の先行き不透明感などを背景に日本株に対する懸念が高まっており、短期的に調整局面の持続を予想する向きが多い。
しかし、(1)当社の予想では企業は高い売上成長によりコスト増を十分に吸収できる、(2)現在の景気回復が内需主導型であることから、以前に比べ成長の為替感応度が低下している、(3)金融政策の正常化により追い風が見込まれる、との理由から、当社は、業績予想の上方修正や持続的な内需拡大およびリフレの兆候をきっかけに、株価が年後半に再び上昇基調に回復すると考えている。
「GS セクター・セレクター」2006 年5 月号でも提案したように、当社は現在、医薬品/ヘルスケア、生活必需品などディフェンシブ・セクターの一角と、機械、銀行、エネルギー/化学などの内需関連景気敏感セクターの両方に重点を置くバーベル戦略を推奨している。目先はTOPIX Core30 採用銘柄のアウトパフォーマンスが続く可能性があるが、このうち当社モデル・ポートフォリオにも採用されている内需関連銘柄には日本電信電話(9432、OP/C)、武田薬品工業(4502、OP/N)、みずほフィナンシャルグループ(8411、CIL-OP/A)がある。
私、キャシー・松井は、ここに本リポートで表明された全ての見解が、本リポートに含まれる一つ、 または複数の企業、およびその発行有価証券に関する私個人の見解を正確に反映したものであること を証明します。また、本リポートに示された特定の投資判断、または見解は、過去、現在、また将来 的にも私の報酬とは直接的にも間接的にも無関係であることを証明します。
(2006年5月15日発行 ゴールドマン・サックス ポートフォリオ戦略 より抜粋)
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06.山川哲史(エコノミスト)のコメント
企業収益: 「三重苦」 ?

企業収益を取巻く外部環境が厳しさを増している。長期金利は、量的緩和政策解除を契機に上昇傾向を辿っている。原油価格の高騰が続く一方、G7以降円高傾向が加速している。金利高・原油高・円高の「三重苦」は、一般的に有利子負債に対する利払い負担の増加、交易条件低下、及び輸出採算の悪化を通じ、企業収益に対しマイナスの影響を及ぼす。
但しこれらのリスク要因に対する企業収益の感応度は、少なくともマクロベースで見る限り低下している。これは、内需主導型の景気回復局面へと移行するにつれ、企業収益の外部要因に対する依存度が低下していること、損益分岐点低下により、原油高・円高等の影響を相当程度遮断しえる企業収益の構造に転化していること、原油高の背景にある新興国経済拡大の恩恵を、数量効果を通じ同時に享受していること、等がその背景だ。
因みに、金利が1%ポイント上昇、原油価格が10%上昇、更に為替(ドル円)が10%円高化する状況を想定した場合、企業収益は累積ベースで-10.9%ポイント(単年度では-8.9%ポイント)下振れる。その影響度は決して無視しえるものではないが、少なくとも過去の局面(80年代:-17.8%ポイント;90年代:-21.5%ポイント)と比較すると大幅に低下している。
当社では、外部環境の変化を勘案してもなお2006年度企業収益が、企業予想を大幅に上回る二桁増益に着地すると予測している。これは、2004-05年度の予想修正のパターンがそうであったように、売上高の伸びが企業の想定を上回る可能性が高いためだ。内需主導の景気回復が定着するなかで、企業収益に対する過度な悲観は禁物だ。

(2006年5月12日発行 ゴールドマン・サックス日本経済アナリスト より抜粋)
今週の注目点(5月15日〜5月19日)
設備投資は堅調に推移している。設備投資に先行する機械受注は増加傾向が続く。
1-3月GDPは、前期高成長からの反動もあって減速する。民需デフレーターは下落幅を一段と縮小する。
4-6月以降のGDPは、再び潜在成長率を上回る+3%台まで再加速する。
日銀は総裁講演等を通じ、6月会合での利上げを含め過大な短期金利上昇期待を抑制する見通しだ。
米国における金融政策運営をはかる上で、消費、及び物価関連指標の重要度が一段と高まっている。足下のインフレ圧力は極めて限定的だ。

(2006年5月15日発行 ゴールドマン・サックス日本経済Focus of the Week より抜粋)
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07.「プロから学ぶコモディティ・マーケット動向」

 今週は、あらためて「原油の分類」と「石油精製」に関する考察のおさらいです。以前述べましたが、下記のように「原油」は産地により様々な種類があり、その精製過程においても、「原油」の種類により精製される石油製品の種類、割合が異なります。そこで、「原油」を分類する場合、主に(1)API度と(2)硫黄分という観点で分類をします。
API度による分類
 米国石油協会(American Petroleum Institue)が定めた原油、製品の「比重」を示す単位を「API度」と言い(10度=水と同じ比重)、数値が低いものを重質、高いものを軽質と言います。ちなみに原油では、超軽質(39度以上)、軽質(34〜38度)、中質(29〜33度)、重質(26〜28度)、超重質(26度以下)と言い、例えば我々が自動車の燃料として頻繁に利用するガソリンは、軽質原油ほどその成分を多く含みます。また、一般にガソリン等の成分を多く含む軽質原油の方が、重質原油よりも価格は高いと言えます。
硫黄分(Sulfur Content)
 原油、石油品には様々な種類の硫黄が含まれますが、これら硫黄の含有される総量を「硫黄分」と呼びます。一般にこの「硫黄分」の含有量が多いほど品質は悪質となります。例えば、重油やガソリンでは、「硫黄分」が多いと大気汚染や悪臭の原因となってしまう可能性があります。 添付のグラフは、Dubai, Brent, WTIの直近1年間の推移を比較したものです。そもそも下記のように、それぞれAPI度、硫黄分が異なるためそれぞれに一定のスプレッド(価格差)が生じますが、需給バランスを含めさまざまな要因でこのスプレッドは変化しています。 特に最近ではWTIのBrent価格の逆転が見られます。

(例)
・ドバイ原油:
UAEのドバイで算出される原油、日量は20万バレル程度
API度は31.7、硫黄分は1.93%
・WTI 原油
世界の原油価格の指標で日量は150万バレル程度。
API度は44.0、硫黄分は0.22%
・ブレント原油
北海油田で算出される原油
API度は38.0、硫黄分は0.38%

Dubai:Platts Dubaiベース、WTI, Brnet: future ベース         (出所:ゴールドマン・サックス・コモディティ・リサーチ)

(ゴールドマン・サックス証券 市場商品営業部 ヴァイス・プレジデント 高野 太郎)

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08.土居雅紹のちょっとe(イー)話

  想定元本

 元本といえば投資金額のことだと分かりやすいのですが、これに「想定」とつくと、ちょっと分かりにくい感じがします。想定元本は、実際の取引金額ではないものの、取引の大きさを表すための数値です。

 この言葉は、いわゆるデリバティブといわれる派生商品であれば、オプションでも金利スワップでも取引の大きさを表す際に用いられているので、どこかで耳にしたことがある方が多いと思います。例えば、100万円の株式を買う権利(コール・オプション)の取引金額が10万円という場合には、権利の対象となっている100万円をこの取引の想定元本といいます。 eワラントも、オプションを証券したものという性質から、想定元本を見ることができます。また、実際に取引する際には、その取引を想定元本でみると、大よその取引の大きさをイメージすることができます(なお、短期的なリスク量を見るためには、デルタ換算額を見た方が良い場合が多いのですが、これば別の機会に取り上げます)。

 例えば、5/16の10:30時点に、日経平均コール383回を1,000ワラント購入した時の投資金額は7,830円でした。このときの想定元本(参照原資産価格×1ワラント当たり原資産数×購入数量)は、164,879円となり、投資金額の約21倍です。また、てこ(レバレッジ)効果の高い為替eワラントでは、想定元本は、投資金額の200倍以上になることもあります。なお、各eワラントの、想定元本はeワラントホームページの各銘柄の詳細条件ページで調べることができます。

 ちなみに、最近のeワラントの1日当たりの想定元本ベースでの取引額は合計で500-1,500億円程度です。最近取り扱いが増えている金eワラントや銅eワラントといった商品も順調に想定元本額が大きくなっているのを見ると、「今度ももっと利用していただける商品を作ろう!」と大変励みになります。

(ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長 土居 雅紹 (どい まさつぐ) )

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