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2007年はハリケーンの当たり年?
さて7月に入りいよいよ夏本番が迫ってきています。この時期から徐々にコモディティにたずさわる方が注目し始めるのが米国周辺におけるハリケーンの動向です。米国では毎年6月1日から11月30日はハリケーン・シーズンと称されており、中でも8月から10月にかけて年間で最もアクティブな時期をむかえます。
大学を含む様々な機関がその年のハリケーン予報を発表しますが、今年は共通して高い確率でハリケーン当たり年となることを予想している機関が多いようです。
例えば米国海洋大気庁(NOAA)は5月下旬に、「2007年のアトランティック・ハリケーン・シーズン中に13〜17の暴風雨が発生し、うち7〜10はハリケーンに、3〜5に関してはカテゴリー3以上の規模になる」との予想を発表しました。

各機関共通している見解としては、1995年以降例年よりやや多めのハリケーンが発生する年が多い傾向にあるものの、今年は、エルニーニョ現象により静かな年となった昨年からは反転、ラニーニャの現象が見込まれることが活発なハリケーン・シーズンを予想しているようです。
大被害を引き起こし、原油やガソリン価格の急騰を招いた2005年のハリケーン「カトリーナ」は記憶に新しいところです。エネルギーセクターのみならず、天候相場真っ只中かつエタノールの到来とともにエネルギーセクターとの関係も以前に増して取り上げられることの多い農産物、そして経済動向や地政学リスクに反応しやすい貴金属と、コモディティとハリケーンは無縁とはいえないところがあるようです。
夏場のコモディティ価格はハリケーン動向を背景として短時間で大きく振れることが多々あります。ハリケーンを直接取引材料に使うか否かは別にしても、ポジション管理の観点からも、今後数ヶ月にわたり特にフロリダを中心とするハリケーン動向は目が離せないでしょう。
(ゴールドマン・サックス証券 市場商品営業部 ヴァイス・プレジデント 高野 太郎)
eワラント一言解説:ハリケーンが活発になると予想し、かつ現時点のWTI価格にはまだ織り込まれていないと考えれば、中長期保有に適している2007年11月14日満期のWTIリンク債コール型(権利行使価格30ドル)に投資妙味があると思われます。一方、ハリケーン発生のニュースを確認してからレバレッジの大きなコール型に短期投資する、あるいはハリケーン襲来のピークに原油価格が上昇しすぎと思えば逆張りでプット型に投資するといった投資手法も考えられます。
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