| 原油価格に関する考察
ここ数日間、米国の住宅ローン問題を発端としてさまざまな金融市場にて調整の動きが目立ちますが、その中で、コモディティ・マーケット、特にエネルギー・マーケットはその影響を全く感じさせないほど堅調な展開を見せています。
事実、数年ぶりにバックワーデーションへと戻ったWTI原油は、ここ1週間でもその地合いを引き継ぎ、より力強いフォワードカーブを形成。先週金曜日には引け値が1バレル$77.02と引け値ベースでは昨年夏につけた史上最高値に次ぐ、過去2番目の水準での引けを記録しました。

一方で、ブレント価格との差も随分と改善に向かっており(関連コメント:2007/5/1号)、金曜日時点ではついに逆転し、約五ヵ月ぶりにブレントを上回っての引けとなりました。

もっとも5月1日のコメントで取り上げたように、昨今の「WTI原油」と「ブレント原油」の価格逆転の現象は、いくつかの一時的要因が発端となり起こっていたところが大きいと考えられ、中でもWTI原油の弱含み要因として考えられたWTI受け渡し場所であるクッシングにおけるだぶついた原油在庫が解消された今、価格差の解消は一定程度説明がつくものかもしれません。

史上最高値を目前とした原油価格の動向、注目です。
(ゴールドマン・サックス証券 市場商品営業部 ヴァイス・プレジデント 高野 太郎)
eワラント一言解説:原油相場に詳しくなったら、実際にポジションを取ることも考えてみてはいかがでしょうか?まだまだWTI原油価格の上昇余地があると思えば中長期保有に適している2007年11月14日満期のWTIリンク債コール型(権利行使価格30ドル)、短期の吹き上げを狙うなら値動きの激しい3回コール(権利行使価格75ドル)などが考えられます。逆に、短期的な調整があると思えば3回プット(権利行使価格75ドル)に投資するという選択になるでしょう。
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