
| ブラジルの特徴 | ブラジルの株式市場 | ブラジルの経済 |
| ブラジルの高度な工業技術 | 経済発展と環境保護のバランス | 注目を集めるエタノール産業 |
| 首都 | ブラジリア |
| 面積 | 851.2万平方キロメートル(日本の約22.5倍) |
| 人口 | 1億8,933万人(2007年) |
| 通貨 | ブラジル・レアル |
| 国内総生産(GDP) | 127.2兆円(2006年) |
| 主要産業 | 製造業、鉱業、農牧業 (砂糖、オレンジ、コーヒー、大豆他) |
(出所)JETRO、外務省
ブラジルは南米大陸で最大の面積を持ち、最大の人口を有する南米随一の国家です。日本の約23倍の広大な国土を活用し、伝統的な農牧業の他、工業および鉱業が盛んです。 特に、世代エネルギーのひとつとして注目が高まっている「バイオエタノール」の生産量は世界一です。ブラジルではさとうきび等からバイオエタノールを精製し、それを燃料とする「フレックス燃料自動車」が主流となっています。
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日本とブラジルの外交関係は1895年から始まります。1908年には日本から本格的移民が開始され、その後、第二次世界大戦中の断交状態と国交回復を経ています。
ブラジルは世界の中でも特に日本との縁が深い国になっています。日本の高度経済成長期にかけて様々な業種の日本企業がサンパウロを中心に数百社進出しています。
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ブラジルは、豊富な天然資源を有しており、特に鉄鉱石の輸出量は世界一です。世界的な鉱産資源の不足⇒価格高騰が、ブラジル経済には大きなプラスとなっており、近年の高成長を支えています。
堅調な商品市況を背景に、素材とエネルギーというコモディティ(商品)関連セクターで57%と過半を占めています。一方、生活必需品も上位に位置しており、BRICsの中では消費関連セクターの比率が高いことが特徴です。
ブラジルは、BRICsの一角として高い経済成長が期待されています。ゴールドマン・サックス・グループの予測では、2050年には経済規模は世界第4位になるとされています(2007年時点予測)。 経済構造改革や堅実は財政政策などを行った結果、1990年代から一転し、1996年以降、インフレ率は比較的安定しており、2007年には4.0%とエマージング諸国の平均(6.1%)を下回っています。
ブラジルは、鉄鉱石や大豆などの一次産品では、世界有数の輸出額を誇っています。特に
鉄鉱石は、世界最大のカラジャス鉱山(アマゾン川東方)を有しており、同鉱山には確認された
だけで世界の今後500年分の鉄鉱石需要に匹敵する埋蔵量が眠っているとされています。
しかし、ブラジルの輸出品の内訳をみると、鉄鉱石など一次産品は3割程度に過ぎず、
工業製品が過半を占めています。なかでも、高度な工業技術を要するとされる航空機産業では、
世界有数の競争力を誇ります。ブラジル最大の輸出企業であり、2000年に入り急成長している
優良企業として注目を集める航空機メーカー、エンブラエルから、2007年にJALは「エンブラエル
170」の購入を決めました。このように、先進国から多数の発注があります。
世界の航空機メーカーは、中大型機(100席クラス以上)市場は米ボーイングと欧エアバスの
2社が有名ですが、近年需要が拡大している小型機(100席クラス以下)市場では、
ブラジルのエンブラエルが、カナダのボンバルディアと並んで世界の双璧をなしています。
ブラジルにおける農業分野も、ダイナミックな成長を遂げています。農業分野に加え、鉱業部門の両輪がブラジル経済を牽引するとともに、1970年代以来、ブラジル経済を悩ませてきた累積債務問題の解消に貢献してきました。
エネルギー産業の分野では、ペトロブラスが石油の生産、精製のほか、サトウキビを燃料としたバイオエタノールの製造販売も手掛けています。また、深海油田の探査、掘削技術は世界最高水準とされています。
世界の農業ビジネス業界で存在感を示すようになったブラジルは、バイオ燃料用のエタノール、コーヒー、柑橘ジュースの分野では世界最大の生産国かつ輸出国となっています。
さらに、ブラジルは大豆関連製品およびタバコの世界最大の輸出国でもあります。ここ数十年にわたり、穀物の生産は増加傾向にあり、広大な国土に広がる多様な気候を活かし、あらゆる種類の果物も生産しています。
しかし、農地の拡大は一方でアマゾン流域を含む森林地帯の環境破壊をもたらします。ブラジルは世界でも最も森林の多い国で、BRICs全体で世界の森林の40%を占めます。伐採規模が最も大きかった(しかも加速している)のはブラジルで、主に農業用地、特に大豆畑への転換により、年310万ヘクタールが失われました。
出所:ゴールドマン・サックス経済調査部(2007年)
ブラジルは再生可能エネルギーの利用でBRICsを圧倒的にリードしています。ブラジルでは、水力発電がエネルギー消費の40%近くを支え、ブラジルの電力消費の80%以上は既に水力発電で賄われています。また、エタノールも重要なエネルギー源になっています。
原油価格高騰、そして地球温暖化。今代替エネルギーの必要性が高まっています。ブラジルは、代替エネルギーとして非常に注目を集めているエタノール産業に力を入れています。1973年の石油ショックによる石油の高騰に対処するため、1975年からプロアルコール政策を実施し、自国の豊富なサトウキビから生産できる
エタノールをガソリン代替にすることを進めてきました。高技術による競争優位を背景に、ブラジルはエタノール燃料の普及を国策で進めており、現在、エタノールの生産量世界一の代替エネルギー先進国です。すでに、ブラジルでは年間に販売される新車の3分の2がエタノール燃料に対応したフレックス燃料車となっています。
ブラジルの国内はまだまだ未開発の地域が多く残っています。特にアマゾン川流域は、豊富な天然資源が眠っていると同時に、約2万種類もの固有植物が 存在していると言われています。世界的に需要が高まるバイオマス(自然資源)、そして微生物・細菌などのナノテクノロジーの観点からも、ブラジルの豊富な生物環境への期待が高まっています。